ファンドの種類

オフショアファンド

オフショアファンドとは

オフショアファンドは海外ファンドとも呼ばれます

ファンドに関する規制や税務面において、優遇措置が設けられている国や地域で設立されるファンドの総称です。
オフショアファンドが設立される地域として、法人税率が20%以下の国等であればタックスヘイブン(租税回避地)と
呼ばれることが多いですが、近年では外国資本を呼び込むため、各国でさらに税率の引下げ競争が行われています。
元々は資源や産業が乏しい島国などが、外貨の獲得や経済安定を目的とし、優遇措置を設けたのが始まりです。
代表的なところでは、ケイマン諸島や、バミューダ諸島、マン島、パナマ共和国などがあげられます。

オフショアファンドのメリット

キャピタルゲインが非課税、もしくは税率が低いタックスヘイブンにおいてファンドを設立することで、税金コストを安く抑えることができます。

オフショアファンドの注意点

税金面で有利といわれるオフショアファンドですが、税制や租税条約は頻繁に改正され、資金規制も強化される傾向にあるため、常に税制や海外口座の保全に気を配ることが大切です。
また、オフショアでの税金コストを低く抑えられたとしても、日本で課税される場合もあるため、投資先と居住地域の両方の税制を理解することもポイントとなります。

ファンド設立のポイント

  • 税制改正や租税条約の変更、資金規制の強化へのタイムリーな対応が重要となる
  • 設立手続はその国々の法令に準拠する
  • 定款や契約書等、英語への対応が必要になる