ファンドについて

みなさんは、ファンドと聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?

ファンドに対していいイメージやネガティブなイメージ、なんだかよくわからないといった印象をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

日々ファンド監査や組成・設立を行っていて思うのは、ファンドや組合はある特定の目的を効果的・効率的に達成するための大変便利なツールになりうるということです。

特定の目的とは、短期的に収益を上げて分配することだけではなく、会社や事業の成長を支援することや、共同で事業組合を設立してノウハウを蓄積・共有することも挙げられます。
また効果的・効率的とは、手軽にコストを抑えて組成するケースもあれば、逆にファンド監査等により安全性や信頼性を高めるよう設計することもあります。

このように、様々な目的や方針に照らして関係者(投資家、事業者、運用者等)のニーズに最も適うよう組成・運用する仕組みがファンドというものかと考えます。 従って、関係者の考え方によって設立形態や監査等の設計は異なり、また景気やトレンドによってもその傾向が読み取れるように思います。

次の機会ではその辺りの傾向や最近のファンドの流れについても触れてゆきたいと思います。