ファンドの種類

投資法人(REIT)

投資法人は、REIT(リート)とも呼ばれる不動産ファンドのスキームです。
数百億円~数千億円の大型ファンドが多く、上場REITの中には「オフィス」「商業施設」「住宅」「ホテル」といったコンセプト型のものも多く見られます。
資産の運用や保管、一般事務など全ての業務を、内閣総理大臣から認可を受けた外部の資産運用会社等に委託することが定められています。
ファンドのイメージ

投資法人のメリット

一定の条件(配当可能利益の90%超の配当等)を満たすことにより、支払い配当を損金算入することができ、実質的に、パススルー課税と同等の税務メリットを受けることができます。
また、資産運用型のスキームであるため保有不動産の入れ替えが可能です(特定目的会社の場合は制限されます)。
通常は複数の不動産に投資するので、リスク分散効果により、どれか一つの物件にアクシデントがあった場合でもファンド全体に対するダメージが軽減される利点もあります。
さらに、上場REITの場合は小口化されているため、一般の個人投資家でも市場で売買することができます。

ファンド設立のポイント

  • 資本金は最低1億円以上
  • 厳格な開示が必要になる(金融商品取引法、投信法等)
  • 公認会計士または監査法人によるファンド監査が義務づけられている